決勝終了から丸一日遅れてしまいましたね。年に1,2回やる1日合計830kmの弾丸ドライブと平田町駅からの炎天下往復10km徒歩、電車も往復3時間乗車でヘトヘトになってしまいました。眠気まなこで書いたので、いつも以上にひどい内容かもしれません。先に謝っておきます(笑)
昨日さわりをお話ししましたが、久々に現地でF1生観戦をしてきました。場所は第2コーナー出口からS字の入口付近にあたるCスタンドで、メインストレート終盤から逆バンクまでが何とか見渡せる席です。1.6ℓターボエンジンとなって初でしたので、不評なエンジン音は何度か聴いてきたサーキットでどのように聴こえるのかとか、観戦者からの現役ドライバーの人気度合い、今シーズン復活したワイドダウンフォースマシンの動きや速さなどを生で体験できるいい機会になったと思います。会場でもレース内容をちゃんと把握しながら観れましたが、念のため帰宅後に片目眠りながらチェックしつつ書いていきます。
気温26℃と夏のような陽気でその中でもたまにそよぐ海からの風が心地よいオアシスを与えてくれていました。気になるエキゾーストノートはまあまあテレビでよく耳にするものではありましたが、3.0ℓや2.4ℓ時代と比べるとボリュームは確かに小さく、でもテレビでは伝わり難い「太さ」を感じられました。メーカー別でも異なり、印象的だったのはホンダで、S字の進入時にスロットルを戻した時に「グルルル」と聴こえていました(ココは縁石を踏む音もしますが、あのブーンとはまた違う)何かの反響音とか、耳の錯覚でないといいのですが。
自己紹介や前を通過するときの歓声で日本のファンもドライバーやチームへの関心や応援具合もよくわかります。フェラーリの2人は一段とその声も大きく、ハミルトン、マクラーレンの2人には大きな歓声がありました。


今回はいつもと志向を変えて、気になったり印象的だったものを個人的観点から書きます。

《そう来たか、恐れていた出来事と不調和》
荒れることがままある鈴鹿のスタートですが、今回もお行儀よく、大きな接触はなく入りました。しかしマレーシアに引き続いて今後「一つも落とせない」ベッテルの身に序盤から危機と失望感が襲いました。
ヘヤピンでいとも簡単に3位に浮上したフェルスタッペンにインを奪われる。
2周目のメインストレートではこちらもスタートで飛躍したオコンに続いてリカルドとボッタスにかわされ、
サインツのトロ・ロッソお別れリタイヤによるセーフティカー明けにさらにはペレスにまでやられる。フェラーリに続くパワーの問題が出てしまいました。メルセデスエンジンには若干劣るもポールポジションや優勝を重ねてきたベッテルとフェラーリは終盤になってトラブルに泣かされています。この前も書きましたが、誰かが「頑張ったけど今年のチャンピオンは違うよ」と試練を与えるかのよう。ハミルトン撃破に期待をしましたが、非常に残念です。

一方で予選を前に試練与えられてしまったライコネンは10番手からベッテルの分まで頑張りたいところですが、スプーンでヒュルケンベルグに競り負けて、一気に15位まで落ちてしまいました。ただ鈴鹿のライコネンといえば、2005年の17番手スタートからの大逆転優勝を思い出します。
グロージャンは第1コーナー進入で
マグヌッセンはシケインの飛び込みで
ペレスも第1コーナーまでに捌き、ソフトタイヤを履いているにも関わらず、スーパーソフトタイヤ勢をガンガンかわしていきます。2005年のM・シューマッハやフィジケラを討伐したのもこの第1コーナーでしたよね。観戦していたCスタンドからもその様子はよく観られ、その度に大きな歓声が上がりました。しかし、22周目に1回目のピットを終えたフェルスタッペンに前を獲られると急激にペースダウン。タイヤも酷使してきたこともあるのか、ライコネンはどうもフェルスタッペンには弱いというか、控えめにみえます。

《スタートダッシュの巧みさ》
スタートは平穏な中にちゃんと巧妙なパッシングがみられました。まず第1コーナーまでに3番手スタートのリカルドをしっかり捉えたフェルスタッペンは力無いベッテルをヘヤピンでかわし、そのあとは何とかハミルトンを目視できる距離の中で追いました。ピットアウトでライコネンを防ぎきるとペースを上げてしっかり逃げ切る走りを見せてくれましたよね。
終盤にはトップではあるもののタイヤに苦しみペースがそう早くないハミルトンを追い立て始めました。
あらら、ヘヤピンの出口で周回遅れのno power様に入られてしまった(笑)
オコンもスタートでリカルドをかわして一時期は3番手に飛躍しています。堅実さと負けん気を持ち合わせた期待の若手の1人ですよね。
これはオコンのせいというかフォース・インディアのマシンの特徴のなさだとは思いますが、スタートはうまく前に出たものの、それだけと言われればそれまでに終わってしまいました。順位が落ち着いてくるとリカルドの仕返しに遭い、それを後ろから虎視眈々と見守るボッタスも翌周に仕留められてしまう。エンジンパワーで勝る、それだけに尽きてしまいます。

《メルセデスも決して完璧ではない?!》
結果的にはハミルトンのポールトゥウィンで幕を閉じたわけですが、今シーズンのメルセデスは予選は速いが決勝のロングランになると、必ずしもオールマイティではない、弱点がいくつかあります。
あれだけ圧倒的な予選を見せつつ、7周目で1.2秒後ろにフェルスタッペンがしっかりついていけていますし、
21周目でも5秒差で同じファインダー内にフェルスタッペンがおさまってきます。27周目にタイヤ交換を引っ張るボッタスが前を走るようになると、ハミルトンは無線でフォーメーションを提案
28周目のシケイン前で入れ替えて、ボッタスがフェルスタッペンのしばし「壁」を演じました。本来であればこの対象がフェラーリ、ベッテルであればまだ見応えがあったのですが、今回もメルセデスでもフェラーリでもなく、レッドブルの速さが光った内容でした。これがシーズンのもう少し早い時期に訪れていたら、またチャンピオン争いの様相が違っていたのでしょう。鈴鹿はまだマシな方ですが、コーナーの特性やタイヤの温度管理など、盤石な速さを誇るメルセデスも苦手とする部分が垣間見えますね。でないと、困ってしまいますが。

《その他、現地でもテレビ観戦でも笑った編》
決勝は何回かライコネンと絡みの多かったヒュルケンベルグですが、41周目にDRSが開いたままになってしまいましたよね。ダウンフォースが欲しい区間で得られないという危険な状態になるため、ピットで処置が可能か試みます。
フラップを一度外して
グーで叩いて戻す!乱暴かつ原始的なやり方だ。こういった症状は今までも何回かみられたものですが、これってそうするしか緊急手当できないのでしょうか。Cスタンドのビジョンでもその様子は見ることができ、会場みんなで笑いました。また、さっき書いた最終盤に割って入るアロンソも遠くヘヤピンでの出来事でしたが賛否両論あるアロンソが意外な形でトップ争いに介入する画は応援と落胆の声が入り混じる形に。

《決勝結果》
   1 ハミルトン          (メルセデス・M)
   2 フェルスタッペン(レッドブル・TAG)
   3 リカルド              (レッドブル・TAG)

《ドライバーズランキング》
   1 ハミルトン (メルセデス・M)    306
   2 ベッテル    (フェラーリ・F)      247
   3 ボッタス    (メルセデス・M)     234
   4 リカルド     (レッドブル・TAG)192
   5 ライコネン (フェラーリ・F)      148

《第16戦日本GPのポイント》
・速いのに欲しい時に来ないちぐはぐフェラーリ
・メルセデスは速いが、抜け目がない訳ではない
・本来のフェルスタッペンが戻ってきた!
・鈴鹿はやっぱり何かがある。面白い!

帰り道にこんなものに遭遇しました。レース内容を象徴するものとオーバーラップするようで、何だか悲しげに見えました。
いつもは時系列で書いていく観戦記ですが、今回はたまにやるポイント別の書き方を採用しました。どちらがいいものなんでしょう。日本GPを前にここまで久々の連続投稿をして、なかなか飛ばしました。ちょっと休憩しよう。。