佐藤琢磨は「画になる男」です。目鼻立もハッキリしているし、何より日本のトップドライバーにしてトークもソフトで高学歴、育ちもいい。そのあたりが企業としても清潔やさ真剣さ、情熱として表れて印象がいいと思います。
佐藤琢磨は先日のアサヒ飲料以外にも多くのテレビCMに起用されています。今回はしばらくお休みしていた「F1絡みのCM」でNGKを取り上げてみます。

NGKは正式には「日本特殊陶業」というエンジンの点火に用いるスパークプラグでお馴染みの愛知が本社のメーカーです。F1のみならず車好きにとっては有名な大手企業ですね。NGKといえば「日本ガイシ」という会社も略称で使っていますが、実の発祥は日本ガイシからの独立した会社です。もっというと、日本ガイシは愛知の方なら馴染みがある「ノリタケカンパニー(当時 日本陶器)」が起源で、そこから日本ガイシが独立、そして日本特殊陶業が独立したことになっています。陶器屋さんです。日本特殊陶業はNTKとも略されます。
ガイシとは電気に関わる陶器で電柱や鉄道の架線柱に付くウニウニした形の白い陶器のことです。高圧な電流を絶縁するために取り付けます。スパークプラグもガイシを使用しており、圧縮した混合気に電流を放って引火、爆発させます。
NGKスパークプラグのシェアは世界で30%近くあるようです。単純計算で3台に1台はNGK製ということになり、もしかしたら皆さんの車にも使われているかもしれません。F1においては1964年の第1期ホンダ時代に採用され、以降多くのエンジンメーカーで使用されています。現在はフェラーリSF70Hに搭載されている「Tipo 062」で今シーズンは2勝目をあげています。

本題に入ると、このCMは最近の2015年に使用していたもので、F1時代のものではありません。懐かしいという程前ではないですね。現在活躍するインディカーと共演した内容になっています。
真剣な面持ちで自動車を運転していると、やはりレーシングドライバー、鋭い目つきに変わり、突然レーシングスーツにトランスフォーム。ここがカッコいい!最近のCMだけあって綺麗で滑らかな変身を遂げます。胸にはHONDAの文字。

昨年までの愛機A・J・フォイトレーシングのホンダエンジンに搭載したNGKのスパークプラグがフル稼働し始めました。
ん?これは関係ないな。カッコいいけど。。

「WHY NGK SPARK PLUGS ?」
の問い掛けに対して、佐藤琢磨はしばし眺めて
こちらを見つめる。こ、答えないんかいっ!!(笑)わかるだろと言わんばかりに見つめられても、ねぇ。。CMを観ている皆さんで答えを見いださなければなりませんね。スパークプラグはシェアも多くモータースポーツで輝かしい成績は収めてますが、新車購入時のオプション「スパークプラグはNGKで」とオーダーする機会もなかなかないから、個人でメーカーを選べるのはメンテナンス時とかですね!替えてみて下さい、佐藤琢磨みたいにトランスフォームできるカモ?!
この動画YouTubeで観ることができます。
https://youtu.be/OD-a7BJEBG0


今年40歳になった佐藤琢磨は日本の四輪を代表するトップカテゴリードライバーの1人です。今シーズンはチームをアンドレッティ・オートスポーツに移籍し、5月28日に決勝が行われるインディ500はF・アロンソをチームメイトに迎えます。F1モナコGPがあるため、インディ500は結果のみになってしまいますが、佐藤琢磨もアロンソも活躍を期待しています。