「強く美しいもの」を見た後は皆さん現実に戻って頂きます!まだまだ残ってますよー、新車が半分以上も。続いては追う立場、これ以上追われない立場のフェラーリの選んだ今シーズンのお名前が「SF70H」にあいなりました。ザウバーが25周年なら、こちらは70周年か。すごい。
「F70」としてしまうと、開発中の次期市販車になってしまうので気をつけましょう。

《設計》
マティア・ビノット
シモーネ・レスタ

《外見》
いかがでしょう、フェラーリ。ディテールを攻めてきましたね(フロントセクションは敢えて見ていません。以下同文ですから)まず目がいくのがサイドポンツーンの開口。しばらくじっと見てみる。
う〜ん何だろう、見慣れないけど、どこかで見たことがあるような、、
あ、ヤッターマン!
いや、鉄道マニア目線からしたら、色といい名鉄パノラマカー!(それも一番古い7000系)

大丈夫でしょうか、メルセデスと比べても付け根が絞れてだいぶ小開口ですよね。冷却系はドライバーの太もものなす角度みたいに緩やかに倒して置く感じなんでしょうか。縦に細いのは過去のフェラーリにもありましたし、L字型の開口もあったので、理屈上はフロントタイヤやサスペンション上面を流れる気流を取り込めるのでしょうが、、。もっと不可解なのがサイドポンツーン上面にも開口があります。過去にこんなの見たことないかも。ターボ車だから、市販車にもあるボンネットダクトみたいな?いやぁフェラーリ、攻めてきました。
フェラーリにはちゃんとあります。白のシャークフィン。昨シーズンの塗り分けよりかはこちらの方がよさげに見えます。ただフォース・インディアと同様に明るい色にしてしまうと存在感タップリですね。
さらに攻めのフェラーリはシャークフィンにオマケでパンタグラフ付き!白だとひ弱に見える。考え方はメルセデスと同じでしょうか。発表に大きな時間差もないため、パクりパクられはなさそうなのでココは両者結論が一致したわけか。

《エンジン》
フェラーリTipo 062
V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
排気量:1,600cc(推定)
最高回転数:15,000回転(制限)
最大馬力: - 馬力
燃料・潤滑油:シェル
《シャシー》
全長: - mm
全幅: - mm
全高: - mm
最低車体重量:728kg
燃料タンク容量:105kg(制限)
ブレーキキャリパー・パッド:ブレンボ
ブレーキディスク: -
ホイール:OZ
サスペンション:フロント プッシュロッド
                                 リヤ    プルロッド
《ドライバー》
No.5 セバスチャン・ベッテル
No.7 キミ・ライコネン

ドライバーは仲良しコンビの3年目。どの位仲良しかは定かではありませんが、会見で口にしたり、会話している姿もあのライコネンに笑顔があります。でもどうなんでしょうか、近年はメルセデスがモヤモヤした関係がありました。スポーツの場合は多少緊張感や切磋琢磨みたいな関係も必要なのかなと思ったりして、仲良しが本当にいいことなのか考えることがあります。どちらもチャンピオン経験者ですから、落ち着いた感はあるし、まあ勝てりゃいいカナくらいになってないといいな、と。
マシンもさることながら、フェラーリの課題はそのチャンピオン経験のあるドライバーの勘と、チームの考え違いや戦略の不一致でしょうか。昨シーズンは特に無線のやりとりや戦略などに疑問や不安を感じました。ドライバー2人は多少のマシンポテンシャル差やイレギュラーな問題はカバーできるはずです。いかにチームが自信と理にかなった戦略を企て、遂行できるかで優勝のチャンスや表彰台確保が左右されます。その「賢さ」の差で負けてしまうこと程みっともないものはありませんものね!頑張れ、名門!