F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

2024年型新車の最後を飾るのはチャンピオンチームのレッドブルRB20です。今回のマシンも最強なのか、楽しみでもあり恐ろしくもあります。空力の鬼才ニューウェイはRB20をどのように仕立て上げてきたのでしょうか。

《設計》
 エイドリアン・ニューウェイ
 ピエール・ワシェ
 ロブ・マーシャル
 クレイグ・スキナー
 エンリコ・バルボ

《外見》
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色味はいつも通りの紺地に黄色いくちばし、フロントウィングとフロアパネルの黒です。ココはブレません。フロントサスペンションはプルロッドを採用。ただ、濃い紺の為か、サイドポンツーン開口の形状までは確認できず。何となくですが、前作RB19やライバルにあるような「受け口型」ではなく、上端が迫り出した「リーゼント型」っぽくも見える。
少し斜め前から見ると、、
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開口が無い?!まさかぁ。サイドポンツーンに膨らみがあるわけだし、冷却系が無いわけないやろ。こりゃレッドブル、隠しとるな。このRB20は「ORACLE」のロゴからも、サイドポンツーンの作り込みが比較的シンプルだな。縦方向は直線的です。
この秘密裏な部分は当然、バーレーン合同テストで明らかになりました。
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ラジエターは縦置き?!張り出した上端部には切れ込みがあります。どういうこと?!
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コクピットに張り付く形で縦に切れ込みがあります。まさかこれが開口?!すごい、ゼロポッドか?!ちょっとした話題になりましたよね。メルセデスが諦めたゼロポッドをレッドブルが採用するとは!メルセデスのものよりさらに薄いぞ。ニューウェイはゼロポッドをもっと有効活用できると考えたのでしょうね。チャンピオンマシンにしてさらに攻めの姿勢を採る。末恐ろしいわー。

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《シャシー》
 RB20
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:798kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プルロッド
          リヤ :プッシュロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ
 
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《エンジン》
 ホンダ・レッドブル・パワートレインズ
 RBPTH002
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1.6ℓ
 ICE最高回転数:15,000rpm
 MGU-K最大回転数:50,000rpm
 MGU-H最大回転数:125,000rpm
 最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
 燃料・潤滑油:エクソンモービル

《ドライバー》
 No.1   マックス・フェルスタッペン(オランダ)
 No.11 セルジオ・ペレス・メンドーサ(メキシコ)

3年連続チャンピオンであるフェルスタッペンは今シーズンもカーナンバー1を選び、ペレスと共に「1並び」。1だけはライバルに絶対譲れない。

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近年猛威を振るうフェルスタッペンの昨シーズンはF1史上最強ともいえる完璧な内容でした。フェルスタッペン自体に全くと言っていいほど落ち度は無く、予選でポールポジションやフロントロウを獲り損ねても、何も心配無くトップチェッカーを受けることができてしまう。フェルスタッペンにあと出来ることといえば、、ライバルはおろかチームメイトにも優勝させない「全戦優勝」くらいか。見てみたいようで絶対そんなシーズンが許されては困ります。フェルスタッペンに手を抜けとは言えませんので、これについてはライバルが食らい付き、自らの手で引きずり下ろせとしか言い様がありません。

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対して「フェルスタッペン討伐」に一番近い位置にいるのがペレスです。ペレスについては、まだまだ是正できる点や伸び代が残されています。ペレスも辛いでしょうね、マシンの好みはフェルスタッペンテイストになっていますし、周りもフェルスタッペン様々で依っていますし。外様は大変ですね。ただそれがプレッシャーになってはプロでは無い!厳しいけど(笑)
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ペレスも若くありませんから毎年のように去就が話題となります。雑音だと思いますが、最高のマシンに乗り、母国メキシコでは英雄として讃えられています。アメリカ大陸代表の先輩格として、意地をみせてほしいですね!

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以上、矢継ぎ早に新車をみてきました。今年は2/29の「うるう日」があってよかったですね。どうにか開幕前に10台全てをみることができました。

miyabikun今日まで新潟に出張していましたが、F1開幕戦バーレーンGPが開幕します。急いでバーレーンに向かわなくては!

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miyabikun引っ張りましたねー。ようやく出てきましたよ!まず名前、悩みますね。長い。。ビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズF1チームかぁ。スポンサー様のお名前を載せないわけにもいきませんが、さすがに毎戦は叫べないなぁ。どうしよう、そうだなぁ、、先日のキックザウバーは「ステーク」を外したし、ハースの「マネーグラム」も呼んでいない。あ、そもそもレッドブルの「オラクル」やアストンマーティンの「アラムコ」も外しているし、合同テストの国際映像の文字情報も「RB」でしたもんね。それならば当ブログはこのチームを「レーシング・ブルズ」と呼ぶこととします。VISAさん、ごめんなさい!引き続きクレジットカードは使いまくりますから。
前段が長くなりましたが改めて、皆さんお待ちかねレーシングブルズVCARB01です。

《設計》
 ジョディ・エジントン
 ディコン・バルムフォース

《外見》
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おー噂の缶カンカラー復活ですね!トロ・ロッソ晩年の2017年以降にみられたシルバー地にメタリックのブルー、ベタ塗りのホワイトとレッドの組み合わせ。懐かしいですね!昨年までのアルファタウリ色も悪くはなかったのですが、こちらの方がメリハリとオリジナリティを感じるので好きです。ノーズコーンは細めか。先日のアルピーヌを見た後だとなおさらそう感じます。
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VISAは我々もよく知り、愛用される方も多いクレジットカード会社です。それのアプリがあるのかな。miyabikunはVISAカードをよく使うのですが、そのアプリケーションは使っていません。
ドライバー上部のエアインテークの形状が正方形に近いのと、色味や使い分けもあるかと思いますが、サイドポンツーンの張り出し、ちょうどVISAのロゴが入る部分が薄く、アンダーカットが高い位置まできているのが印象的です。
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エンジンカバー後方にはお馴染みHONDAのロゴが赤く小さく入ります。
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フロントサスペンションはレッドブルと同様のプルロッドを採用しています。出来れば限界ギリギリまでレッドブルに寄ってほしいものです。あまり寄るとフェルスタッペンにしか乗りこなせないマシンになっちゃうかな。

《シャシー》
 RB・VCARB01
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:798kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プルロッド
          リヤ :プッシュロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

《パワーユニット》
 ホンダ・レッドブル・パワートレインズ
 RBPTH002
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1,600cc
 ICE最高回転数:15,000rpm
 MGU-K最大回転数:50,000rpm
 MGU-H最大回転数:125,000rpm
 最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
 燃料・潤滑油:エクソンモービル

最後に一度だけ、パワーユニット含むチーム名を呼んでみます。いきますよー「ビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズF1チーム・ホンダ・レッドブル・パワートレインズ」です。一番短いのは「スクーデリア・フェラーリ」かな。いずれもイタリアのチーム。

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《ドライバー》
 No.22 角田裕毅(日本)
 No.3   ダニエル・リカルド(オーストラリア)

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紅から青に鞍替えした新代表メキースも合流し、新チーム体制のスタートです。ドライバーは昨シーズンの開幕戦から唯一異なる角田裕毅とリカルドのコンビ。広義にはドライバー変更無しです。

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角田くん、いよいよ4シーズン目突入ですよ!ホンダが関わっている間はある程度安泰かなと思いつつ、毎年ハラハラする評価に言動、戦績が続きました。ただ当然ながら角田も毎年成長を重ね、昨シーズンは仲良しガスリーと別れてからしっかりとチームのエースを張り、ポイントを積み重ねました。チームメイトがコロコロ変わっても動じませんでした。角田は当初から一発の速さに定評があります。予選でのQ2進出14回、Q3進出4回は3人のチームメイトを足し合しても上回ります。あとは決勝での「適切な」チーム戦略と「うっかり、イライラ」を解消できればより高いステージに立つことができると思います。歳はまだ23歳と若いけど、キャリアにおいては若手でなく「中堅」です。月並みですがこれから先はレッドブルグループに拘らず、他チームからも乗せたいと思わせる走りができればいいなと願っています。
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完全フル参戦を果たすリカルドはシーズン終盤にようやくエンジンがかかってきました。昨シーズンの第19戦メキシコシティGPの予選4番手、決勝7位入賞はさすがです。リカルドのキャリアに疑う余地は無いものの、角田と異なり年齢的に34歳はF1にとって決して若くありません。ここからがリカルドの見せどころかな、リカルドの十八番「ビッグブレーキからのタイトコーナー飛び込み」がみられるかどうか。あの周囲を巻き込む賑やかな笑顔も見たいですね!

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またメルセデス系に戻りましてー。昨シーズンは「1人の力」で3チーム抜きを敢行し最下位脱出。単独の「下位グループトップ」に返り咲きました。最近は最下位とこれを繰り返してしまうのでそれだけは避けたい。今シーズンは2馬力で中断に食い込むか?!ウィリアムズFW46になります。

《設計》
(パット・フライ)
 デイヴ・ロブソン

《外見》
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青の濃淡、そして黒の色遣いは変わりませんが、模様は変わりました。
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昨年のFW45のノーズの断面って上向きに弧を描くかまぼこ型でしたよね。今シーズンのFW46はより前方まで平坦な部分が増え、やや太めに見えます。

そして我々日本人として真っ先に目に止まるのはコレ!
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KOMATSU
日本最大手の建機メーカーである小松製作所のロゴ。懐かしい。1990年代後半のまだ強かった時代のウィリアムズにギヤボックスの部品を供給していたこともあり、ウィリアムズと繋がりがありましたね。F1で久々の復活、サイドポンツーンとリヤウィングレットにロゴが入ります。
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余談ですがちょうど来月3/16には北陸新幹線が延伸、小松製作所発祥の地である小松にも駅ができます。
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(隠したところをよく見ると「こまつ」が見えます)
世界から多くの観光客を集める金沢の隣ということで、こちらもグローバル化が加速しそうですね。あ、そういえばハースの新代表も小松や!こりゃKOMATSU有名になるぞー。

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サイドポンツーン後端の落ち込みはキツく、さらに窪みもかなり深めに入っています。昨年までは「スピード一辺倒」だったマシン特性も変わることになるのか?!
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《シャシー》
 FW46
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:798kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:ブレンボ
 ブレーキディスク、パット:ブレンボ
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プルロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

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《パワーユニット》
 メルセデスF1 M15 E Performance
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1.6ℓ
 ICE最高回転数:15,000rpm
 MGU-K最大回転数:50,000rpm
 MGU-H最大回転数:125,000rpm
 最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
 燃料・潤滑油:ガルフ

《ドライバー》
 No.23 アレクサンダー・アルボン(タイ)
 No.2   ローガン・サージェント(アメリカ)

チームの屋台骨をなすアルボンともう「新人」ではないサージェントのラインナップ。

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昨シーズンはアルボン様々でしたな!一般企業ならば給料が倍になってもいいくらい。アルボンはアルボンで「グループ」から巣立ち、現役かてエース待遇でマシンに乗れるわけだし、チームとしてもいい人選だったということで、まさにウィンウィンの結果となりました。チームはアルボンを手離したくないでしょうね。アルボンはどうなんでしょうか。期待を一身に受けて自信と責任感が増すタイプ?!逆に上には上を、この勢いでさらなる高いステージに挑戦していきたい?!

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昨シーズンより逞しくなったでしょうか。無事にデビューイヤー全戦を戦い、これから2年目を迎えるサージェントです。miyabikunは予選予想でだいぶお世話になりましたが、本来はそんな位置と予想されてしまうのも屈辱的だし、それに甘んじても困ります。相方アルボンが同じマシンであの走りが出来るわけですから、サージェントに出来ない訳がありません。日本は角田、中国は周と母国を背負って一人で戦うドライバーは多くいます。サージェントは何といっても今のF1の中心国、アメリカの代表。アメリカ人でもF1に充分通用するところを全世界に知らしめようじゃありませんか!

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