しばらく間が空いてしまっていましたが、今シーズンのGPウィーク導入は「開催GPを代表するF1ドライバー」を焦点に進めていきたいと思います。今回はスペインGP前ですのでスペイン人編です。結果はやらずもわかるって?!まあそう言いなさんな(笑)

《スペイン人ドライバーの基礎情報》
人数 :15人
初参戦 :C・ゴディア、J・ジョーバー
(1951年最終戦スペインGP)
初フル参戦 :A・カンポス
(1987年 ミナルディ)
表彰台経験者 :4人
初表彰台登壇者:A・デ・ポルターゴ
(1956年第6戦イギリスGP)
優勝経験者 :1人
初優勝 :F・アロンソ
(2003年第13戦ハンガリーGP)
P.P.経験者 :1人
初P.P. :F・アロンソ
(2003年第2戦マレーシアGP)
チャンピオン :1人 2回
初チャンピオン:F・アロンソ
(2005年 ルノー)
現役ドライバー:C・サインツ、F・アロンソ
(2001年開幕戦〜現在)
初母国GP開催 :1951年最終戦
(ペドラルベス市街地)
前回のオーストラリア出身ドライバーの時と同様に、戦績をみていく前に「スペインにおけるF1」について簡単におさらいしておきます。
スペインでのF1は歴史が古く、F1制定2年目にあたる1951年の最終戦から開催されています。バルセロナ近郊のペドラルベスで2回市街地レースが行われ、10年以上の空白期間を経て、68年から70年代は首都のマドリードに近いハラマサーキットとバルセロナに近いモンジュイックパークで交互開催されています。また空白期間があり、80年代後半の86年からはスペイン南端に新設されたヘレスサーキットで5回(ヨーロッパGPを含めると7回)開催され、91年以降は近年の開幕前の合同テストでお馴染みのカタロニアサーキットで定着しています。
度々の空白期間はありつつも通算51回のGP開催、さらには現役ではアロンソ、サインツを抱えるスペインですが、ドライバー総数となるとだいぶ少数派の15人に止まります。
スペイン人初のF1ドライバーはスペインGP初開催となる51年にゴディアとジョーバーがマセラティのエンジンを積んだスクーデリア・ミラノからスポット参戦を果たしています。以降スポット参戦のドライバーが続き、フルタイム参戦は87年にミナルディからデビューしたカンポスまで待つこととなります。カンポスという名を聞くと、幻に終わったコンストラクター「カンポス・グランプリ」を連想される方も多いと思いますが、それと同一人物です。カンポスしかり、その後にデビューしたジェネやアロンソもF1デビューはミナルディなんですよね。ミナルディはイタリアのコンストラクターなのに何故だろう。たまたまかな。
以下で15人のスペイン人ドライバーを加点評価していきます。

《参戦数》
1 341戦 F・アロンソ ● 10pts
2 146戦 C・サインツ ● 9pts
3 107戦 P・デ・ラ・ロサ 8pts
4 46戦 J・アルグエルスアリ 7pts
5 36戦 M・ジェネ 6pts
6 32戦 L・ペレス・サラ 5pts
7 21戦 A・カンポス 4pts
8 15戦 E・デ・ヴィロタ 3pts
9 14戦 C・ゴディア 2pts
14戦 R・メリー 2pts
※●は2022年現在現役ドライバー
データは2022年第5戦終了時
初めはF1参戦数を多い順に10人ピックアップしています。オーストラリア人と同様にスペイン人は15人という少数な上、フルタイム参戦したドライバーとなるとさらに上位7人のドライバーにまでに減ります。8番目の15戦参戦のデ・ヴィロタに聞き覚えのある方もいるかと思います。F1のテストドライバーの経験を得ながら惜しくも亡くなった女性ドライバー、マリア・デ・ヴィロタのパパです。ハントと同じ時期にマクラーレンに所属していますが、成績は冴えませんでした。
2022年現役ドライバー2人が参戦数のワンツーです。フル参戦であることもさることながら、近年は1シーズンのGP開催数が格段に増えましたので、オールドドライバーは圧倒的に不利。昨シーズンで引退したライコネンの持つ「F1最多参戦数」はアロンソによってほぼほぼ更新されるでしょうし、まだ若いサインツがあと10年ドライブするとなれば、さらに200戦以上上乗せしてしまうわけですから、この記録は今後どんどん更新され、オールドドライバーとの比較はナンセンスになりそう。
アロンソやサインツに続いたのはデ・ラ・ロサやジェネといったスーパーサブの2人。地味ですがこの中での順位だけでみればなかなかのもの(地味だなんて失礼な!「影の功労者」と呼びなさい!)アルグエルスアリは名前も長い(笑)
《表彰台登壇回数》
1 98回 F・アロンソ ● 10pts
2 9回 C・サインツ ● 9pts
3 1回 A・デ・ポルターゴ 8pts
1回 P・デ・ラ・ロサ 8pts
続いて表彰台登壇回数です。人数は急に4人にまで絞られ、さらには1位と2位の差が大き過ぎる。で、ポイント差は1しか違わないのですから、アロンソ様も面白く無いことでしょう。でも大丈夫、この後「もっともっと恐ろしい結果」が続きますから。
表彰台1回で3位タイで並ぶのはデ・ラ・ロサとデ・ポルターゴの2人です。皆さんもよくご存知であろうデ・ラ・ロサは遡ること16年前、2006年のマクラーレンのモントーヤが解雇された際にレギュラードライバーに昇格した第13戦ハンガリーGPで2位登壇しています(ちなみにこのシーズンのマクラーレンにおける最高位タイです)一方でデ・ポルターゴというドライバーはあまり聞き慣れません。miyabikunも実のところ詳しくないので今回を機に調べたところ、アルフォンソ・デ・ポルターゴという名前の侯爵だそうで、フルネームが驚くほど長いです。いいですか、一回しか言いませんよ?!「第11代ポルターゴ侯爵アルフォンソ・アントニオ・ヴィセンテ・エドゥアルド・アンヘル・ブラス・フランシスコ・デ・ボルハ・カベサ・デ・ヴァカ・イ・レイトン」という名前。もう、ヴァカ、名前長ぇよ!なんて突っ込んだら怒られるじゃ済まないでしょうね(笑)侯爵はモータースポーツ以外にも乗馬やボブスレーも嗜まれて、冬季オリンピックにもお出になられています。F1での表彰台は56年にフェラーリにお乗りになられた第6戦イギリスGPでコリンズと同じマシンで「共同の2位」になられました。翌年57年にレース中の事故でお亡くなりになりますが、F1史にしっかりと名が刻まれています。
《優勝回数》
1 32勝 F・アロンソ ● 10pts
スペイン人F1ドライバーの優勝経験者は、、今も現役バリバリのアロンソ様ただ一人です。こうなることは薄々わかってはいました。だってサインツがなかなか勝ってくれないんだもん!!32勝は歴代6位、現役で3位の輝かしい記録。仮にサインツが一つや二つ勝ったところで、アロンソ様にすぐ追いつくわけではありません。
アロンソの初勝利は冒頭にも書いたように2003年第13戦ハンガリーGPでした。ベッテルやフェルスタッペンが現れるまでの当時F1最年少優勝者。勝ちまくるハミルトンとて、この記録は破れませんでした。まだ初々しき22歳、F1参戦30戦目で勝利を掴んでしまうわけですから、やはり只者ではないスペインの逸材。
《P.P.獲得回数》
1 22回 F・アロンソ ● 10pts
おーい、アロンソ以外に誰かいねかー?!返事無し。予選ポールポジション獲得者もアロンソのみです。初ポールポジションは優勝よりほんの少し先の03年第2戦マレーシアGP。前年02年の浪人期間を経て、ルノーで参戦2戦目、F1参戦19戦目での獲得でした。肝心の決勝は自身の初表彰台登壇ではありましたが惜しくも3位。優勝はF1で同期、当時マクラーレンに所属したライコネンが1勝目を挙げています。
《母国GP成績》1回につき5pts
〈P.P.〉
2006年 F・アロンソ ●(ルノー) 5pts
〈優勝〉
2006年 F・アロンソ ●(ルノー) 5pts
2013年 F・アロンソ ●(フェラーリ)5pts
前回のオーストラリア人の時は全く意味をなさなかったこの分類がようやく役に立つ時が来ました。母国ポールポジションならびに優勝はアロンソで 3回ありました。さすがに一つ10ポイントは大き過ぎると判断し、5ポイントを与えてみます。1ポイント与えようが100ポイント与えようが、ここまでの時点の総和だけでも結果はみえています(笑)
《ドライバーズチャンピオン》1回につき10pts
2005年 F・アロンソ ●(ルノー)10pts ★
2006年 F・アロンソ ●(ルノー)10pts ★
とどめはスペイン人ドライバーズチャンピオン獲得者になります。えーいアロンソ祭りだ、持ってけ泥棒!(笑)アロンソによる2回のチャンピオンは単に2回というだけでは無い「凄み」を当時感じました。何せF1界を席巻した現役バリバリのM・シューマッハを打破し、さらに防衛したわけですから。近年でいうハミルトンを倒したフェルスタッペンに近い印象でしょうか。いや、こんなこと言うとフェルスタッペンのファンの方に怒られてしまうかもしれないけど、それより圧倒的な強さを感じたかな。miyabikunはシューマッハのファンではなかったけど、特に05年のやられっぷりは逆に同情や心配をしてしまうくらいの印象でした。あのような世代交代があってこそ、現在のF1があるわけです。
というわけでインプットが終了しました。結果はやる前から大方想像ついていたことと思いますが、上記6項目で獲得したポイントを合算して「スペイン人ドライバーのトップ」そしてランク付けをしてみます。

《スペイン人1GPの結果》
1 75pts F・アロンソ ● ★★
2 18pts C・サインツ ●
3 16pts P・デ・ラ・ロサ
4 8pts A・デ・ポルターゴ
5 7pts J・アルグエルスアリ
6 6pts M・ジェネ
7 5pts L・ペレス・サラ
8 4pts A・カンポス
9 3pts E・デ・ヴィロタ
10 2pts C・ゴディア
2pts R・メリー
2位のサインツに圧倒的な差を付けて、スパニッシュ1GPはアロンソが制しました。サインツは今回の評価基準でいくと、ようやくデ・ラ・ロサを上回ったあたりとなりました。まだ勝利をおさめていませんから、まあまあ妥当かもしれません。ひいきや感情を抜きにして「結果のみ」で評価するのがこの企画。まだしばらくは「スペイン=アロンソ」は続くでしょうし、これからの期待はサインツに託されています。サインツはまず初ポールポジションに初優勝と、ステップアップに必要なイベントがたくさん残されていますが、追う者がある方がやる気も出るでしょう。期待していますよ!

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《スペイン人ドライバーの基礎情報》
人数 :15人
初参戦 :C・ゴディア、J・ジョーバー
(1951年最終戦スペインGP)
初フル参戦 :A・カンポス
(1987年 ミナルディ)
表彰台経験者 :4人
初表彰台登壇者:A・デ・ポルターゴ
(1956年第6戦イギリスGP)
優勝経験者 :1人
初優勝 :F・アロンソ
(2003年第13戦ハンガリーGP)
P.P.経験者 :1人
初P.P. :F・アロンソ
(2003年第2戦マレーシアGP)
チャンピオン :1人 2回
初チャンピオン:F・アロンソ
(2005年 ルノー)
現役ドライバー:C・サインツ、F・アロンソ
(2001年開幕戦〜現在)
初母国GP開催 :1951年最終戦
(ペドラルベス市街地)
前回のオーストラリア出身ドライバーの時と同様に、戦績をみていく前に「スペインにおけるF1」について簡単におさらいしておきます。
スペインでのF1は歴史が古く、F1制定2年目にあたる1951年の最終戦から開催されています。バルセロナ近郊のペドラルベスで2回市街地レースが行われ、10年以上の空白期間を経て、68年から70年代は首都のマドリードに近いハラマサーキットとバルセロナに近いモンジュイックパークで交互開催されています。また空白期間があり、80年代後半の86年からはスペイン南端に新設されたヘレスサーキットで5回(ヨーロッパGPを含めると7回)開催され、91年以降は近年の開幕前の合同テストでお馴染みのカタロニアサーキットで定着しています。
度々の空白期間はありつつも通算51回のGP開催、さらには現役ではアロンソ、サインツを抱えるスペインですが、ドライバー総数となるとだいぶ少数派の15人に止まります。
スペイン人初のF1ドライバーはスペインGP初開催となる51年にゴディアとジョーバーがマセラティのエンジンを積んだスクーデリア・ミラノからスポット参戦を果たしています。以降スポット参戦のドライバーが続き、フルタイム参戦は87年にミナルディからデビューしたカンポスまで待つこととなります。カンポスという名を聞くと、幻に終わったコンストラクター「カンポス・グランプリ」を連想される方も多いと思いますが、それと同一人物です。カンポスしかり、その後にデビューしたジェネやアロンソもF1デビューはミナルディなんですよね。ミナルディはイタリアのコンストラクターなのに何故だろう。たまたまかな。
以下で15人のスペイン人ドライバーを加点評価していきます。

《参戦数》
1 341戦 F・アロンソ ● 10pts
2 146戦 C・サインツ ● 9pts
3 107戦 P・デ・ラ・ロサ 8pts
4 46戦 J・アルグエルスアリ 7pts
5 36戦 M・ジェネ 6pts
6 32戦 L・ペレス・サラ 5pts
7 21戦 A・カンポス 4pts
8 15戦 E・デ・ヴィロタ 3pts
9 14戦 C・ゴディア 2pts
14戦 R・メリー 2pts
※●は2022年現在現役ドライバー
データは2022年第5戦終了時
初めはF1参戦数を多い順に10人ピックアップしています。オーストラリア人と同様にスペイン人は15人という少数な上、フルタイム参戦したドライバーとなるとさらに上位7人のドライバーにまでに減ります。8番目の15戦参戦のデ・ヴィロタに聞き覚えのある方もいるかと思います。F1のテストドライバーの経験を得ながら惜しくも亡くなった女性ドライバー、マリア・デ・ヴィロタのパパです。ハントと同じ時期にマクラーレンに所属していますが、成績は冴えませんでした。
2022年現役ドライバー2人が参戦数のワンツーです。フル参戦であることもさることながら、近年は1シーズンのGP開催数が格段に増えましたので、オールドドライバーは圧倒的に不利。昨シーズンで引退したライコネンの持つ「F1最多参戦数」はアロンソによってほぼほぼ更新されるでしょうし、まだ若いサインツがあと10年ドライブするとなれば、さらに200戦以上上乗せしてしまうわけですから、この記録は今後どんどん更新され、オールドドライバーとの比較はナンセンスになりそう。
アロンソやサインツに続いたのはデ・ラ・ロサやジェネといったスーパーサブの2人。地味ですがこの中での順位だけでみればなかなかのもの(地味だなんて失礼な!「影の功労者」と呼びなさい!)アルグエルスアリは名前も長い(笑)
《表彰台登壇回数》
1 98回 F・アロンソ ● 10pts
2 9回 C・サインツ ● 9pts
3 1回 A・デ・ポルターゴ 8pts
1回 P・デ・ラ・ロサ 8pts
続いて表彰台登壇回数です。人数は急に4人にまで絞られ、さらには1位と2位の差が大き過ぎる。で、ポイント差は1しか違わないのですから、アロンソ様も面白く無いことでしょう。でも大丈夫、この後「もっともっと恐ろしい結果」が続きますから。
表彰台1回で3位タイで並ぶのはデ・ラ・ロサとデ・ポルターゴの2人です。皆さんもよくご存知であろうデ・ラ・ロサは遡ること16年前、2006年のマクラーレンのモントーヤが解雇された際にレギュラードライバーに昇格した第13戦ハンガリーGPで2位登壇しています(ちなみにこのシーズンのマクラーレンにおける最高位タイです)一方でデ・ポルターゴというドライバーはあまり聞き慣れません。miyabikunも実のところ詳しくないので今回を機に調べたところ、アルフォンソ・デ・ポルターゴという名前の侯爵だそうで、フルネームが驚くほど長いです。いいですか、一回しか言いませんよ?!「第11代ポルターゴ侯爵アルフォンソ・アントニオ・ヴィセンテ・エドゥアルド・アンヘル・ブラス・フランシスコ・デ・ボルハ・カベサ・デ・ヴァカ・イ・レイトン」という名前。もう、ヴァカ、名前長ぇよ!なんて突っ込んだら怒られるじゃ済まないでしょうね(笑)侯爵はモータースポーツ以外にも乗馬やボブスレーも嗜まれて、冬季オリンピックにもお出になられています。F1での表彰台は56年にフェラーリにお乗りになられた第6戦イギリスGPでコリンズと同じマシンで「共同の2位」になられました。翌年57年にレース中の事故でお亡くなりになりますが、F1史にしっかりと名が刻まれています。
《優勝回数》
1 32勝 F・アロンソ ● 10pts
スペイン人F1ドライバーの優勝経験者は、、今も現役バリバリのアロンソ様ただ一人です。こうなることは薄々わかってはいました。だってサインツがなかなか勝ってくれないんだもん!!32勝は歴代6位、現役で3位の輝かしい記録。仮にサインツが一つや二つ勝ったところで、アロンソ様にすぐ追いつくわけではありません。
アロンソの初勝利は冒頭にも書いたように2003年第13戦ハンガリーGPでした。ベッテルやフェルスタッペンが現れるまでの当時F1最年少優勝者。勝ちまくるハミルトンとて、この記録は破れませんでした。まだ初々しき22歳、F1参戦30戦目で勝利を掴んでしまうわけですから、やはり只者ではないスペインの逸材。

《P.P.獲得回数》
1 22回 F・アロンソ ● 10pts
おーい、アロンソ以外に誰かいねかー?!返事無し。予選ポールポジション獲得者もアロンソのみです。初ポールポジションは優勝よりほんの少し先の03年第2戦マレーシアGP。前年02年の浪人期間を経て、ルノーで参戦2戦目、F1参戦19戦目での獲得でした。肝心の決勝は自身の初表彰台登壇ではありましたが惜しくも3位。優勝はF1で同期、当時マクラーレンに所属したライコネンが1勝目を挙げています。
《母国GP成績》1回につき5pts
〈P.P.〉
2006年 F・アロンソ ●(ルノー) 5pts
〈優勝〉
2006年 F・アロンソ ●(ルノー) 5pts
2013年 F・アロンソ ●(フェラーリ)5pts
前回のオーストラリア人の時は全く意味をなさなかったこの分類がようやく役に立つ時が来ました。母国ポールポジションならびに優勝はアロンソで 3回ありました。さすがに一つ10ポイントは大き過ぎると判断し、5ポイントを与えてみます。1ポイント与えようが100ポイント与えようが、ここまでの時点の総和だけでも結果はみえています(笑)
《ドライバーズチャンピオン》1回につき10pts
2005年 F・アロンソ ●(ルノー)10pts ★
2006年 F・アロンソ ●(ルノー)10pts ★
とどめはスペイン人ドライバーズチャンピオン獲得者になります。えーいアロンソ祭りだ、持ってけ泥棒!(笑)アロンソによる2回のチャンピオンは単に2回というだけでは無い「凄み」を当時感じました。何せF1界を席巻した現役バリバリのM・シューマッハを打破し、さらに防衛したわけですから。近年でいうハミルトンを倒したフェルスタッペンに近い印象でしょうか。いや、こんなこと言うとフェルスタッペンのファンの方に怒られてしまうかもしれないけど、それより圧倒的な強さを感じたかな。miyabikunはシューマッハのファンではなかったけど、特に05年のやられっぷりは逆に同情や心配をしてしまうくらいの印象でした。あのような世代交代があってこそ、現在のF1があるわけです。
というわけでインプットが終了しました。結果はやる前から大方想像ついていたことと思いますが、上記6項目で獲得したポイントを合算して「スペイン人ドライバーのトップ」そしてランク付けをしてみます。

《スペイン人1GPの結果》
1 75pts F・アロンソ ● ★★
2 18pts C・サインツ ●
3 16pts P・デ・ラ・ロサ
4 8pts A・デ・ポルターゴ
5 7pts J・アルグエルスアリ
6 6pts M・ジェネ
7 5pts L・ペレス・サラ
8 4pts A・カンポス
9 3pts E・デ・ヴィロタ
10 2pts C・ゴディア
2pts R・メリー
2位のサインツに圧倒的な差を付けて、スパニッシュ1GPはアロンソが制しました。サインツは今回の評価基準でいくと、ようやくデ・ラ・ロサを上回ったあたりとなりました。まだ勝利をおさめていませんから、まあまあ妥当かもしれません。ひいきや感情を抜きにして「結果のみ」で評価するのがこの企画。まだしばらくは「スペイン=アロンソ」は続くでしょうし、これからの期待はサインツに託されています。サインツはまず初ポールポジションに初優勝と、ステップアップに必要なイベントがたくさん残されていますが、追う者がある方がやる気も出るでしょう。期待していますよ!
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