F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

「F1から学ぶ英文法講座」Lesson 3の前に、前回Lesson 2「動詞(現在形、進行形)」の答え合わせしてみましょう。

  • 《前回の内容の確認テストの解答》
    • ① Suzuka circuit __ in Mie prefecture of Japan.
    •     鈴鹿サーキットは日本の三重県にある
    •     →is(またはexists)
    • ② Hamilton __ Schumacher's pole position record.
        ハミルトンはシューマッハのポールポジション記録を上回る
        →breaks
    ③ I am __ the tire with a tire warmer.
        私はタイヤをタイヤウォーマーで温めている
        →warming

いかがでしたか?!ハミルトンは三人称単数なのでbreakに三単現のsが必要です。
では引き継ぎLesson 3 に入ります。今回は「動詞(過去形、未来形、完了形)」にしました。動詞のもう片足というわけではないのですが、動詞の変化を使って表現するので、ひとくくりに続けました。


《動詞》(過去形)
過去形は「現在には至らない、繋がっていない、過去の時点で完結したもの」を動詞を過去の形にすることで表現します。現在形と同様にbe動詞と一般動詞を分けてみていきます。

・ be動詞  :「あった」「いた」など存在を表す
                      beが原型、was,wereが過去形
・一般動詞:現在形と同様に動作や行為、状態を表す
                      drove,passed,stoppedなど多数

過去形のbe動詞は2つになります。一人称と三人称単数形がwas。二人称単数形と各人称複数形がwereです。一昔前に若い世代で「今」を「なう」とか過去を「わず」って言っていた「was」になります。今はそうは言わないのかな?!おっちゃんわかりません。

     主語                 be動詞  省略形
     I,He,She,It          was         -
     You,We,They     were        -

be動詞過去形に短縮形はありません。今回調べて思い出したのですが、確かにYou'reとかにしてしまうとYou areなのかYou wereなのかわからなくなってしまいますもんね。
一般動詞は現在形の時と同様に一つずつ挙げられないくらい無数にあるので省略します。一般動詞の過去形の中の規則動詞では「動詞+ed(d)」を付けますがその動詞の「綴り」によって、いくつかの違いがあります。

①多くの規則動詞
    →語尾に「〜ed」を付ける
       started,visited,answeredなど
②語尾が「e」の場合
    →「〜d」を付ける
       used,likedなど
③語尾が「子音+y」となる場合
    →語尾の「y」を「i」に変えて「〜ed」を付ける
       ※stayedなどyの前が母音は①
       studied,tried,criedなど
④語尾が「短母音+子音字」となる場合
    →語尾の子音字を重ねて「〜ing」を付ける
       ※visitedなどyの前が短母音でないものは①
       stopped,skippedなど
⑤不規則動詞
    →did,began,came,gave,spoke,had,ranなど多数
⑥変化しない(過去形なし)
    →put,cut,hit,let,set,spreadなど多数

⑤の単に〜edや〜dでない不規則動詞、また⑥の無変化は覚えるしかありません。⑥は全てではないものの「三文字で最後がt」となる可愛めな単語が多いですよね。また、過去形にも現在形と同様に「動作動詞」「状態動詞」の分類、さらに過去形でも自動詞他動詞の考え方は現在形と変わらずあります。
過去形の時の動詞の位置はbe動詞、一般動詞のいずれも肯定文、否定文の場合は主語(S)の後に置かれます。疑問文の場合はbe動詞の場合は主語の前、一般動詞では「Did」という「〜した」という意味の動詞を主語の前に置きます。今回も肯定文で過去形の例を挙げてみます。

・Webber was the F1 driver until four years ago.
    ウェバーは4年前までF1ドライバーだった
・Marlboro was a sponsor of the McLaren team.
    マールボロはマクラーレンのスポンサーでした
・Stroll won Massa in the race.
    ストロールはレースでマッサに勝った
・Hoshino drove an F1 car a long time ago.
    星野は昔F1を運転した
・Verstappen challenged to overtake in the corner.
    フェルスタッペンはコーナーで追い抜きに挑戦した


《動詞》(未来形)
現在形、過去形ときたら、将来を表現する未来形という時制も覚えないといけませんね。未来形とは「〜する予定だ」「〜するだろう」という意味になります。未来形は過去形よりは単純でwillという助動詞に続けて「動詞の原型」を付けるだけです。またwillにも短縮形があります。

・will + 動詞の原型 = be going to + 動詞の原型
    I will=I'll=I am going to=I'm going to
    You will=You'll=You are going to=You're going to
    He will=He'll=He is going to=He's going to
    She will=She'll=She is going to=She's going to
    We will=We'll=We are going to=We're going to
    They will=They'll=They are going to=They're going to

willの書き換えとしてbe going toという表現があります。willは動詞でなく助動詞なので、人称や単複には影響されませんがbeは人称や単複に合わせて変える必要があり、短縮形を使うこともできます。両者で書き換え可能で同じ未来形を表すも若干ニュアンスが異なります。

・        will      :いつか将来、予測、強い意志
    I will study English very hard.
    私は将来(必ず)英語を一生懸命勉強する
・be going to:近い将来、原因、意図
    I’m going to study English very hard.
    私は(近い)いつか英語を一生懸命勉強するつもり

同じ将来の予定でも、いつも口だけwillなのになかなかwillがない人。また自信なさげでbe going toの控え目な方と人間の個性は様々いますね(笑)余談ですが、trfの歌にある「CRAZY GONNA CRAZY」のgonnaはgoing toが砕けた言い方になるようです。それはさておき、以下に未来形の例文を挙げます。

・He will become a Ferrari driver five years later.
    彼は5年後にフェラーリドライバーになるだろう
・The next race will surely win.
    次のレースは必ず勝つだろう
・Claire is going to give birth a baby soon.
    クレアはもうすぐ出産する予定だ
・It is going to rain in ten minutes.
    10分後に雨が降りそうだ


《動詞》(完了形)
完了形は日本語では形式的に馴染みがあるものではありません。完了は「完成して終了」と読めますが、英文法では「ある時間からずっとその状態が続いている」時に使用する現在形の表現になります。

〈現在完了形〉
・have(has)+ 動詞の過去分詞形
   (今も)〜している(状態にある)
〈過去完了形〉
・had + 動詞の過去分詞形
   (昔から)〜している(状態にあった)
〈未来完了形〉
・will have + 動詞の過去分詞形
   (将来までに)〜している(状態だろう)

haveの直後に過去分詞形が続く場合「持つ」のhaveではなく、完了形のhaveです。続く動詞の過去分詞形の作り方もいくつかあって、以下にそのパターンを挙げます。規則動詞については、動詞の過去形と同じですが、厄介なのは⑤以下の不規則動詞の場合です。現在形と同様だったり、過去形とも異る単語に変化するなど⑤や⑥の無変化はやはり覚えるしかありません。

①多くの規則動詞
    →語尾に「〜ed」を付ける
       started,visited,answeredなど
②語尾が「e」の場合
    →「〜d」を付ける
       used,likedなど
③語尾が「子音+y」となる場合
    →語尾の「y」を「i」に変えて「〜ed」を付ける
       ※stayedなどyの前が母音は①
       studied,tried,criedなど
④語尾が「短母音+子音字」となる場合
    →語尾の子音字を重ねて「〜ing」を付ける
       ※visitedなどyの前が短母音でないものは①
       stopped,skippedなど
⑤不規則動詞
    →been,done,begun,come,spoken,had,runなど多数
⑥変化しない(過去分詞形なし)
    →put,cut,hit,let,set,spreadなど多数

完了形は4つの用法に使われます。

①継続:過去の状態が今まで続いている
・Verstappen has been slumping all the time.
    フェルスタッペンはずっとスランプが続いている
    (前から今までスランプ状態が続いている)
②完了:過去から続いていた状態が完了したこと
・Magnussen already has signed a driver contract.
    マグヌッセンは既にドライバー契約を結んでいる
    (続いていた状態が現時点で完了した)
③結果:ある状態が完了し、現在の状態になる
・The team crew has gone to Sepang.
    チームクルーはセパンに向けて旅立った
    (すでにもうココにはいない)
④経験:過去から現時点までにしてきたこと
・Alonso has transferred the team five times.
    アロンソは5回チームを移籍している
    (5回の経験がある)

最後に完了形の学習時によく使われる「死んだ構文」をセナをお借りして比較していきます。4つの文全てが同じ意味を示すものなっています。
・Senna died 23 years ago.
    セナは23年前に死んだ(過去形)
=It is 23 years since Senna died.
    セナが死んでから23年になる(過去形)
23 years have passed since Senna died.
    セナが死んでから23年経った(完了形)
=Senna has been dead for 23 years.
    セナは23年死んでいる(完了形)


    • 《今回の内容の確認テスト》
      ・You __ outside the course earlier.
          あなたはさっきコース外を走りました
      ・I will issue you a super license.
          =__ __ __ __ you a super license.
          私はあなたにスーパライセンスを発給するつもりだ
      ・Raikkonen __ __ in Ferrari for four years.
          ライコネンはフェラーリに4年間いる

解答はまた次回に!今回もたくさん間違えていそうだ(笑)

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「F1から学ぶ英文法講座」のLesson 2は、、っとその前に、前回Lesson 1「名詞、冠詞、代名詞」の答え合わせしてみましょう。

  • 《前回の内容の確認テストの解答》
    ① I ordered __ __ __ __ in motorhome.
  •     モーターホームで3杯のコーヒーを頼んだ
  •     →three cups of coffee
  • ② __ drivers are aiming for a champion.
    全てのドライバーはチャンピオンを目指している
    →All
③ I watched the race __ Rosberg won.
    私はロズベルグが勝つレースを観た
    →that または which

いかがでしたか?!③は「ロズベルグ」という人名に惑わされて、先行詞は「人か?」なんて思ってしまいそうですが、先行詞はthe raceなので「物」です。よってthatまたはwhichが正解。関係代名詞は以降また機会を設けて学べたらいいなと思います(覚えていたら)
という感じでLesson 2に入ります。皆さんの大好きな「F1」に関する英文法講座ですからね〜頑張りましょう!(笑)今回はいよいよ巨大勢力である「動詞」にまず片足だけ突っ込んでみます。

《動詞》verb(現在形)
動作や状態を表す単語です。辞書の記号は「v」になります。前回、前々回の繰り返しで、動詞といいつつ名詞にも用いるもの、そのまた逆もあったりして、便利なような複雑なような。
動詞は大きく2つに分類されます。

・ be動詞  :「ある」「いる」など存在を表す
                      beが原型、am,are,isが現在形
・一般動詞:細かな動作や行為、状態を表す
                      drive,clash,pass,stopなど多数

動詞は名詞同様に四の五の言わなくても皆さんよくご存知ですし、日常的に日本語の会話の中にも取り入れられていますよね。
be動詞の意味は?と聞かれると一瞬ちょっと「何だろう?」と考えてしまうことがありますが「〜です」や「〜だ」になるのでしょうか。微妙ヤツらなんて言ったらバチが当たりそうだけど、半透明な感じな割に超重要単語だし、かなり重宝します。

   主語               be動詞  省略形
   I                         am     I'm
   You,We,They     are    You're,We're,They're
   He,She,It            is      He's,She's,It's

amは一人称単数形の主語「I」に対するbe動詞でareは二人称単数形や複数形の「You」や一人称複数形「We」や複数形の「They」が主語に対するもの、isは三人称単数形「He,She,It」に対応します。また、be動詞は「'」(アポストロフィ)を付けることで省略もできます。そんな得するほど略せてはいませんがー。

一般動詞は一つずつ到底挙げられないくらい無数にあるので、ここではF1で使いそうなものに限定します。それでもつたないmiyabikunの英語力ではほんの数%しか出てきません。。現在形の一般動詞は主語が一人称または二人称の時は原型のまま用いることができます。しかし、三人称単数形の場合には「原型+s」(いわゆる三単現のs)とする必要があります。先日の加算名詞の複数形と同様にその三単現の付け方はその動詞の「綴り」によって、いくつかの違いがあります。

①語尾がs,x,ch,shとなる場合
    →「〜s」でなく「〜es」を付け「イズ」と発音
②語尾が「o」となる場合
    →「〜s」でなく「〜es」を付け「ズ」と発音
③語尾が「子音+y」となる場合
    →語尾の「y」を「i」に変えて「〜es」を付ける
       ただし「母音+y」はそのまま「〜s」を付ける
④動詞「have」
    →「has」とする

また、一般動詞の中でも「どんな動詞か」で分類されます。

①動作動詞:「〜する」という動作を示し
                     進行形で表現できる
                      go,drive,play,run,(stand,have)
②状態動詞:「〜ある」という状態を示し
                     進行形にはならない
                      know,like,love,(stand,have)
    ※(   )の単語は意味によってどちらにも属す

動詞は肯定文、否定文の場合はbe動詞でも一般動詞でも主語(S)の後に通常は置かれます。逆に疑問文の場合はbe動詞の場合は主語の前、一般動詞では「Do」という「〜する」という意味の動詞を主語の前に置きます。まず現在形の肯定文からいくつか挙げてみます。

 ● Stroll is the F1 driver.
    ストロールはF1ドライバーです

・We are sponsors of McLaren team.
    私達はマクラーレンのスポンサーです
・I am in Sepang International Circuit now.
    私は今セパン国際サーキットにいます
 ● Redbull team wins Toro Rosso team.
    レッドブルはトロ・ロッソに勝つ
 ● Bottas leaves an order to Hamilton.
    ボッタスはハミルトンに順位を譲る


さらに、目的語(O)を必要とするかしないかで意味や文脈も変わってきます。
①自動詞:単体では目的語「〜を」を必要としないが、
                  目的語を付ける場合は間に前置詞を挟む
                  belong(+to),come(+in)
②他動詞:目的語「〜を」を必要とするもので
                  前置詞は不要
                  approach,enter,obey,reach,attend

自動詞、他動詞でも例文を挙げます。
  • ・Ericsson belongs to Saubar team.
  •     エリクソンはザウバーに所属している
  •  ● Ricardo comes in a circuit.
        リカルドがサーキットに入る
  • ・Perez obeys the order of the team.
  •     ペレスはチームの命令に従う
  • ・Alonso approaches the first corner.
  •     アロンソが第1コーナーに接近する

  • 動詞の現在形の肯定文だけでもザックリこのボリュームです。頭がパンクしそうなので、あと1つだけ軽めのをやって今回の「動詞の片足」を〆ます。


《動詞》(進行形)
現在形は「ドライバーがサーキットを運転する」といった「いつもやっていること」などを表現する時に使用します。進行形は「今ピットインしようとしている」といった「今まさしくやっている最中」のような表現がしたい時に使用するものです。形式は主語に合ったbe動詞の後に「動詞にing」を付けた「現在分詞」とすることで「動詞しているところ」となります。見た目は今後出てくる予定の「動名詞」と同じです。ただし、先に出てきた状態動詞は進行形にはなりません。確かにknowing,likingなんて聞きませんよね。これらを見かけた場合は進行形でなく動名詞です。

・be動詞+動詞ing

現在分詞にする方法もいくつかあって、以下に動詞+ingでないパターンを挙げます。

①語尾が「e」となる場合
    →「e」を取って「ing」を付ける
②語尾が「ie」となる場合
    →「ie」を「y」に変えて「〜ing」を付ける
③語尾が「短母音+子音字」となる場合
    →語尾の子音字を重ねて「〜ing」を付ける
       ※ただしvisitingをはじめ、その全てではない。

現在形と現在進行形の違いを例文で比較していきます。

 ● They wear pink racing suits.
    彼らはピンク色のレーシングスーツを着る
→ They are wearing pink racing suits.
    彼らはピンク色のレーシングスーツを着ている

上手く伝わり辛いかもしれませんが、下段の進行形の方が「今まさしく」っていう動きある感じがしませんか?そんなイメージですってことにしておいて下さい(笑)


    • 《今回の内容の確認テスト》
      ① Suzuka circuit __ in Mie prefecture of Japan.
    •     鈴鹿サーキットは日本の三重県にある
    • ② Hamilton __ Schumacher's pole position record.
        ハミルトンはシューマッハのポールポジション記録を上回る
    ③ I am __ the tire with a tire warmer.
        私はタイヤをタイヤウォーマーで温めている

解答は次回発表します!
また間違いがありましたら、恥ずかしいのでこっそり教えて下さい。

来週末は記念すべきマレーシアGPのラストレースですが、制作上の意図で1993年の日本GPを先に振り返ります。日本GPは過去に数戦振り返っていますが、日本人というひいき目を無しにしても数々の印象的なレースがあると思います。ヨーロッパからみたら日本は遠く離れた極東の国。特に鈴鹿はレイアウトは大幅に変わることが無いクラシックサーキットでも、ドライバーやファンの多くが楽しみとし、チャンピオン決定のカギを握るシーズン終盤に開催されること、他には無い多種多様な要素を持つコースレイアウトなどがより「面白さ」を引き立ててくれていると思います。
また日本で慣らしたこの男もこれがデビュー戦で、レースのキーマンとなっていきます。
1993年を振り返るのは初です。1992年を圧勝で終えたウィリアムズ・ルノーの連覇を図るプロストの復帰。ホンダエンジンのF1撤退とウィリアムズ移籍に失敗してフォードエンジンで我慢を強いられたマクラーレンのセナ。そしてM・シューマッハやD・ヒルといった若手の台頭と内容は盛り沢山のシーズンでした。これらエンジン絡みはいつだかの年で聞いたことあるような、ないような。。
チャンピオン争いは一年のブランクなどものともしないプロストが電子制御の塊FW15Cでポールポジションを量産し、このレースの前の第14戦ポルトガルGPでプロストが獲得して正式に引退を発表。さらにその空いたウィリアムズにはセナが念願のシート獲得を発表して日本GPを迎えています。

予選はベテランのプロストやセナ、ベルガーだけでなく、若手のシューマッハやハッキネンなど新旧が相見えるものとなりました。
フェラーリのベルガーがプロストのタイムを更新すると、すぐさまプロストが更新。セナはベルガーを上回るもプロストに0.011秒及ばず、さらにマクラーレンのサードドライバーからレギュラーに復帰したハッキネンがセナに0.042秒まで迫ります。
結果的にはポールのプロストから0.5秒以内にセナ、ハッキネン、シューマッハ、ベルガーの順でおさまる白熱した予選が繰り広げられました。今シーズンはハミルトン1人で2番手まででこのくらいの差がついてしまいます。予選方式の違いはあれど、本来なら予選からこのくらい「他チーム」とも拮抗してくれるとなおいいですよね!

《予選結果》
   1 A・プロスト(ウィリアムズ・R)
   2 A・セナ (マクラーレン・Fo)
   3 M・ハッキネン(マクラーレン・Fo)
     ※Foはフォード、タイヤは全グッドイヤー

このシーズンで完全引退を発表しているチャンピオンのプロストと、長年在籍してプロストとも何度となくこの鈴鹿で攻防を繰り広げたマクラーレンを後にしてそのプロストの後任としてウィリアムズのシートを得たセナとの「最後の一騎打ち」となるフロントロウです。
スタートでは予め不利なグリッドを綺麗に整えたセナがプロストを1コーナーまでに仕留めてトップに立ちます。セナからしたら、引退を控えるプロストには絶対勝っておきたい「因縁の鈴鹿」です。予選ではシューマッハに競り負けたベルガーが に立ち4位に浮上、さらにはジョーダンからデビューとなったアーバインが慣れた鈴鹿の2コーナーからS字でヒルとシューマッハをパスして5位に上がります。

11周目になると前に出たベルガーがヒルとシューマッハのつっかえ棒となり始めて、シケインでヒルがかわしにかかります。続いた勢いづく若きシューマッハは
ヒルに接触して左フロントを傷めて戦線離脱。これもいつかの誰かに似た匂いを感じます。若くて勢いがある頃は、みんなこれをやっちゃうんですよね。みんな通る道です。
日本勢も地元で奮起しています。フットワーク・無限ホンダの鈴木亜久里とティレル・ヤマハの片山右京もバトルして日本GPを演出していきます。この頃はドライバーだけでなくコンストラクターも元気がありましたよね!
14周目にトップのセナが戦略の異なるプロストより先にピットインしたため、トップはプロストに入れ替わっています。

レース中盤に入ると、雨が降り出し一気に路面が濡れ始めました。こうなると雨が大得意セナVS雨が苦手なプロストの命運が分かれてきます。21周目にセナが先行するプロストを200R出口で攻略、ピットストップで一回分ある借金を帳消しにできました。
さすがのドライタイヤでは耐え走ることも困難となり、翌22周目に各車ウェットタイヤへ切り替えていきます。プロストはセナに続いてピットに入りますが、運悪く3位のハッキネンのピットインと交錯しかけて待ちが生じてしまいました。色々あったラストの鈴鹿のトップが遠退きます。

終盤に雨が止み、再びドライコンディションになると、バックストレッチでセナの前に周回遅れにならんばかりの4位ヒルと5位アーバインが立ちはだかります。若きアーバインは同一周回でドライタイヤを履くヒルに対して果敢にパッシングを仕掛け、ヒルもメインストレートでアーバインを離しにかかるバトルを繰り広げています。
しかしトップランカーのセナからしたら2者とも前を譲らなければなりません。
セナはアーバインをパッシングをかけるもアーバインは頑なに維持し、前のヒル撃破にしか目がいっていません。S字に入ってもセナの前でゴチャゴチャやってます。これが後のセナを怒らせ、問題へと発展していきました。

49周目にブイブイのアーバインは前を走るワーウィックに対してシケインで接触して、ワーウィックを強制的にリタイヤ、そしてアーバインはシレッと6位入賞と天候変化と若手の勢い、そして周回遅れの波乱と忙しい日本GPが幕を閉じました。
《決勝結果》
   1 A・セナ (マクラーレン・Fo)
   2 A・プロスト(ウィリアムズ・R)
   3 M・ハッキネン(マクラーレン・Fo)

サードドライバーで我慢を強いられたハッキネンが初表彰台を獲得します。自身の去就を振り回したエースのセナからも表彰台で祝福を受けます。当時はマクラーレン×セナのコンビネーションがきっかけでF1にハマり、応援してきましたが、ウィリアムズに移籍を決めたセナと日本のメディアでも期待や注目をされ始めたハッキネンとの「この表彰台」で自身ハッキネン推しに切り替わった思い出があります。 

表彰台では目を合わすことがなかったプロストとセナは翌最終戦のオーストラリアGPでロン・デニスの声かけもあって両者握手。これが面前で交わされた両者最後のスキンシップになりました。
また、終盤にゴタゴタしたアーバインとセナの件はレース後に言い合いとなる「場外乱闘」に発展、セナがアーバインを掴んだだか殴っただか諸説ありますが、セナの行動が行き過ぎだったと半年の執行猶予付き2戦出場停止の裁定が下されています。

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